≪講演概要≫ 日本でも採用が進んできたアジャイル開発ですが、その根底には、80年代日本の製造業で行われていた暗黙知を利用した新製品開発手法があります。現在アジャイル開発において注目されている「スクラム」という名前は、野中郁次郎らが1986年に書いた「The New New Product Development Game」に由来しており、そこには、製品への要求を顧客との共体験を通して学び取り、それを仕様書ではなく体で開発に運ぶ、思いの伝達者としてのプロダクトオーナーの姿、すなわち、実践知リーダーシップのありかたが生き生きと書かれています。 この小セッションでは、近刊書籍『アジャイル開発とスクラム~顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント』の中から、アジャイル開発のマネジメント、現場事例、および、実践知リーダーシップを中心にお話したいと思います。また、日本ではなかなか知ることのできないアジャイル開発で先進的な取り組みを行っている企業(中国、ブラジル、ドイツ)について最先端の動向を、実際に企業訪問/交流した中でのホットな動きについてご紹介いたします。
≪講演概要≫ 日本でも採用が進んできたアジャイル開発ですが、その根底には、80年代日本の製造業で行われていた暗黙知を利用した新製品開発手法があります。現在アジャイル開発において注目されている「スクラム」という名前は、野中郁次郎らが1986年に書いた「The New New Product Development Game」に由来しており、そこには、製品への要求を顧客との共体験を通して学び取り、それを仕様書ではなく体で開発に運ぶ、思いの伝達者としてのプロダクトオーナーの姿、すなわち、実践知リーダーシップのありかたが生き生きと書かれています。 この小セッションでは、近刊書籍『アジャイル開発とスクラム~顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント』の中から、アジャイル開発のマネジメント、現場事例、および、実践知リーダーシップを中心にお話したいと思います。また、日本ではなかなか知ることのできないアジャイル開発で先進的な取り組みを行っている企業(中国、ブラジル、ドイツ)について最先端の動向を、実際に企業訪問/交流した中でのホットな動きについてご紹介いたします。